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アップデートのための記憶の整理


子供のころから 単なるモブキャラが「王様は裸だ!」などというのは失礼だし思いあがりもはなはだしい、こういうのは大嫌い。あなたはそんなことしない「いいこ」だもんね~!? ・・・的なことを強く強く刷り込まれて育ってきた。

自己肯定感の薄い立派なモブキャラ

ひどい髪型に切られ、くつも洋服もきつきつなものしか与えられず食べ物もひどかった。それをごまかすかのように大量のお菓子が常備されていた。
そのくせ、好きな絵を描いていると「太っていてみっともない!外へ行って運動しろ」という。そして「絶対に!」部活は運動部に入るよう強要された。「入らなかったら、・・・わかっているんでしょうね」と。
当時の写真を見ると全く太ってはいない。体重も常に平均値だった。
でも当時は自分は見るに堪えないみにくさで、消えてしまいたい、もしくは別の人に生まれ変わりたいといつも恥じ入っていた。

周りの子が、自然で活き活きキラキラしているのがまぶしかった。

ので、自己肯定感の薄い立派なモブキャラに育ってしまった。

「逃げる」という選択肢

自己顕示欲の強い妹が「何様のつもりなの!!」と怒鳴られ、人に言えないような体罰を受けているのをそばで見ていたので、とてもじゃないがそういう発想は浮かばなかった。
逃げる、という発想。逃げる場所もなかったし、逃げられっこないと思った。

就職をして、ごにょごにょと理由をつけて一人暮らしを始めた。
そうしないとダメな人間・・・という家畜になってしまう恐怖を感じたからだ。
でも、なにかにつけて電話を寄こしてきた。
家にかえってこないことを大げさに嘆く。
私が「だまされやすい人間だから」心配だ、と電話線づたいにコントロールしようとする。

そして今。

今更ながら自分で自分を育てなおしているところ。しかし一度ついた自己否定癖はなかなか治らない。
周りは、その性質を嗅ぎ分けてじぶんの肯定感UPに利用しようとするひとだらけ。
「お前はこういう人だから」と、根も葉もない憶測で断定し、自分より低い位置に固定したがる。
自分専用の家畜にしたがるやつばかり。たまに、そうでない人もいるが・・・
たまに、みんないなくなれ。と、思ってしまう。
・・・うそです。たまに、じゃない。ほぼ毎日思ってしまいます。


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